鎌倉市立 第二中学校
鎌倉市西御門1-84-1
■S造 一部RC造 ■地下1階地上2階建 ■延べ5,250㎡
■設計2007-2009年・監理2009-2011年 ■竣工2011年3月
◎2007年 公募プロポーザル1等入選
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敷地は、鶴岡八幡宮の北側、建長寺に連なる山々の谷戸にあり、埋蔵文化財である「報恩護国禅寺」(14C後半創建)の遺構が眠る。
新校舎は雛壇状の地形に馴染ませ、3棟の切妻屋根を並置し、旧木造校舎の佇まいを継承する。各学年は2クラス、生徒や教職員との親密感が強く、「ふれあいの空間」を南北の主動線沿いに設けた(左下写真)。
躯体は鉄骨造、外装はALC版に杉板張り。遺構の永久保存と不同沈下防止のため、建物下に厚さ50cmの基礎梁を組込んだ「マット状スラブ」を構築している。