横浜市金沢区総合庁舎•金沢消防署+金沢公会堂
横浜市金沢区泥亀
■CFT造(免震構造)、SRC造及びRC造
■地上8階建・延べ21,720㎡
■公会堂600席
■設計2012-2014年•監理2014-2019年
■1期峻エ2016年1月 総合庁舎•消防看
■ 2期竣工2019年1月 公会堂•駐項場•泥他公園
◎2012年公募プロポーザル1等入選
金沢は、称名寺や広重の『金沢八景」で名を馳せた景勝地。敷地一帯は埋立地で、江戸後期まで眺めの良い「入り海」であった。
新庁舎は総合庁舎棟と公会堂棟の2棟に分け、旧庁舎を解体しながら建替えられ、新 「泥亀公園」を囲む「L字型配置」に再編された。新庁舎と区民の 「新しい関係」として、区民活動に提供される2階フロア、能舞台の設置可能な公会堂、公園から直接アクセスできるカフェテラス、金沢の街や海を一望する7階ラウンジなど、が付加された。
デザインとして、緑と格子組の陰影が重なりあう外観、家並がシルエットされた外壁、雛段状の緑化テラス、鎌倉期の伝統色採用など、「金沢らしさ」を表現する要素が取り入れられている。
新総合庁舎は、区の災害対策本部としても機能する。
段々状の総合庁舎棟は、コンクリート充填鉄骨造 (CFT造)で、基礎免震構造を採用している。
地階を設けず、1階床レベルは過去の津波浸水を避けうる高さに設定され、重要機器を最上階に設供するなど、できる限りの防災対策にも取り組んだ。